【自己診断付き】意識高い系あるある20選と意識が高い人との違い

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「最近の自己啓発、効果が出ていない気がする…もしかして、ただの『意識高い系』になっちゃってる?」

今回は多くのビジネスパーソン、特にIT業界で働く方々が密かに抱える「意識高い系問題」について掘り下げていきます。

自己啓発書を読み漁り、朝活に励み、SNSで頑張っている姿を投稿しているのに、なぜか周囲の反応は冷ややか…。

そんな経験はありませんか?

今回は、「意識高い系あるある」を徹底解剖しながら意識高い系を脱却し、本物の成長を遂げるための具体的ステップをご紹介します。

自己診断チェックリストも用意していますので、ぜひ最後までお付き合いください!

目次

「意識高い系」とは?その定義と誕生背景を徹底解説

「意識高い系」とは何か、気になっていませんか? この言葉を聞くとちょっと身構えてしまう人も多いはず。

本章では意識高い系の正体から誕生した背景、なぜネガティブに捉えられるのかまで、皆さんが気になるポイントを徹底解説します!

「意識高い系」という言葉の意味と使われ方

意識高い系とは「自己啓発や社会貢献に熱心な姿勢を見せるものの、実際の行動や成果が伴っていない」人を指す言葉です。

この言葉は2010年代前半からソーシャルメディアを中心に広まり、現在では日常会話でも使われます。

意識高い系という言葉が誕生した頃は「向上心がある」「社会問題に関心が高い」といったポジティブな意味もありました。

しかし現在は「実践が伴っていない」「見せかけだけ」という皮肉や批判が込められていることがほとんどです。

あなたの周りにも、そんな「言っていることと実際の行動が一致していない」意識高い系の人はいませんか?

SNS時代に生まれた「意識高い系」文化の背景

意識高い系という概念が生まれた背景には、SNSの普及が大きく関わっています!

2010年代にFacebookやInstagram、X(旧Twitter)などのSNSが爆発的に普及しました。

これにより、誰もが自分の活動や考えを気軽に発信できるようになったのです。

このSNS文化の拡大で「地道に努力すること」より「頑張っているように見えること」が重視されるようになりました。

結果、自己啓発セミナーへの参加や朝活、英語学習などの「頑張っている姿」を投稿して承認欲求を満たす行動が一般化したのです。

さらに、リーマンショック後の就職氷河期やグローバル化の進展により、若者の間で将来への不安が高まったことも影響しています。

また、起業家やイノベーターを称える文化の台頭も、意識高い系文化を後押ししました。

「普通のサラリーマン」ではなく「特別な何か」を目指す姿勢が社会的に評価されるようになったのです。

このような社会背景が重なり、「成功者の真似」「自己啓発への没頭」を通じて自分の価値を高めようとする文化が形成されました。

意識高い系がネガティブに捉えられる理由

意識高い系は「向上心があるのになぜ批判されるの?」と疑問に思いませんか?

意識高い系がネガティブに捉えられる理由の1つに、「発言と行動の間のギャップ」があります。

例えば、

今日もビジネス書を3冊読破!

みんなも5時に起きるべきだよ!

英語ができないなんてこれからの時代ヤバいよ!

と発言しているのに、それらしい行動がない場合がそれにあたります。

社会心理学的に見ると、人間には「言行一致していない人」に対して強い不信感を抱く傾向があるそうです。
それが意識高い系へのネガティブな印象につながっているのかもしれません。

また、意識高い系の言動には独特の「押しつけがましさ」「上から目線」が感じられることも批判の対象です。

IT業界・スタートアップに多い「意識高い系」の特徴

実はIT業界とスタートアップ界隈は「意識高い系」の温床となっていることをご存知ですか?

IT業界とスタートアップ界隈は、新しい技術やビジネスモデルが次々と生まれる環境から、常に最新トレンドを追い求める姿勢が強く求められます。

そのため「◯◯の海外事例を勉強中!」「△△のセミナーに参加してきました!」とアピールする人が散見されます。

しかし、すべてを実際の業務に活かすのは困難であり、最新トレンドを追い求める姿勢と、実際の業務に活かせていない姿にギャップが生じます。

つぎはIT業界の意識高い系の特徴を見ていきましょう。IT業界の意識高い系の特徴には、

  • 流行プログラミング言語の名前を頻繁に会話に出す
  • 海外のスタートアップ事例を妙に詳しく語る
  • 生産性向上ツールを次々と試す

などが挙げられます。

また、

毎朝5時起きでコーディングして、週末はハッカソンに参加。
通勤時間は全てポッドキャスト学習してる。

といった、ハイパフォーマーを演出する発信も頻繁に見られます。

さらに特徴的なのは、「アジャイル」「グロース」「KPI」といった、英語のビジネス用語や略語を日常会話に頻繁に混ぜ込む話し方です。

これは同業者からも「意識高い系あるある」として揶揄されることが多くなります。

【自己診断用チェックリスト付き】意識高い系あるある20選!

「もしかして自分も意識高い系?」と気になっているあなたに朗報です!

本章では、ビジネスシーン、SNS、自己啓発の場面別に「意識高い系あるある」をリストアップ。
さらに自己診断チェックシートまで用意しました!

自分が意識高い系になっていないか気になる人は、ぜひ活用してください。

ビジネスシーンで見かける意識高い系あるある8選

ビジネスシーンでの「意識高い系」は、言葉づかいや行動パターンに如実に表れます!

思い当たる節がないか、以下8つのポイントでチェックしてみましょう。

  • 会議で「グローバルスタンダード」「イノベーション」など横文字を必要以上に使用する
  • 社内チャットで「ビジネス書や起業家の名言を頻繁に引用・共有」する
  • 新しいビジネスツールやアプリを見つけては「これ使ってみたら?」と同僚にすすめまくる
  • 実績がほとんどないのに「副業で起業中」「複業でコンサル始めました」と発信する
  • プレゼン資料には必ず英語のキャッチフレーズや「TED風のデザイン」を取り入れる
  • 「朝活」「ランチ勉強会」を主催し、参加者の写真をSNSにアップする
  • 提案内容よりも「ハーバード大学の研究によれば…」という権威付けに時間を割く
  • 実務経験が浅いのに後輩に「マインドセット」の重要性を熱弁する

「え、これって普通じゃないの?」と思うポイントが複数あった人は、要注意かもしれません!

TED(テド):Technology Entertainment Design の略で、「世界中の素晴らしいアイデアを共有するプラットフォーム」 です。
1984年にアメリカで始まり、科学、教育、社会問題、ビジネスなど、あらゆる分野のトピックが扱われています。

このTEDの最大の特徴は、どんな話も18分以内にまとめる というルールです。
この短い時間で、世界トップレベルの専門家や研究者、時には高校生が、自分の最も大切なアイデアを分かりやすく、感動的に伝えます。

SNSでの投稿に見る意識高い系あるある7選

SNSこそ「意識高い系」の本領が発揮される場所です!
あなたの投稿パターンに心当たりはないか、以下の7つの特徴をチェックしてみましょう。

  • 「5時起き習慣◯日目!#朝活」と毎朝似たような投稿をする
  • カフェの作業風景と共に開いたままのMacBookとビジネス書を”さりげなく”写して投稿する
  • 「人生変わった!」というコメント付きで自己啓発本の感想を頻繁に投稿する
  • 有名起業家やビジネスリーダーとの2ショット写真を「貴重な学びの機会でした」と投稿
  • 英語の名言をプロフィールに掲げ、日本語訳もセットで載せている
  • セミナーや講演会の「会場入り!」「学びが多い!」という感想だけの投稿
  • 「今月読んだ本は15冊でした!来月は20冊目指します!」といった数値目標の公開

これらの投稿に共通するのは、「頑張っている自分」を見せたいという欲求です。

頑張っている姿を見てもらうことが目的なので、実際の成果や学びよりも「取り組んでいる姿勢」のアピールに重点が置かれています。

SNSのタイムラインを振り返ってこうした投稿が目立っているようなら、周囲から意識高い系と思われているかもしれません。

自己啓発・学習スタイルに現れる意識高い系あるある5選

自己啓発や学習においても「意識高い系」の特徴が如実に表れます!

特に以下の5つの行動パターンは要注意です。

  • ビジネス書や自己啓発本を次々と購入するが、読み切る前に新しい本に手を出す
  • 高額なオンライン講座やセミナーに次々と申し込むが、学んだことを実践しない
  • 生産性向上のためのアプリを多数インストールしているが、使いこなせない
  • 学習のためと称して最新のガジェットや機器に投資するが、実際の学習時間は増えていない
  • 英会話や資格取得など複数の学習を同時に始めるが、どれも中途半端になりがち

これらの行動に共通するのは「学んでいる感覚」を得ることが目的化していて、知識の定着や実践、スキルの向上にはつながっていない点です。

また、本やガジェットの購入など「見える部分への投資」は積極的に行うものの、「地道な反復練習や失敗からの学び」を避ける傾向があります。

「えっ、これって私のこと?」と感じた人は、いまからでも遅くありません。

少しずつ改善していきましょう!

【診断】あなたの「意識高い系」度を測定するチェックシート

「自分はどれくらい意識高い系なのか?」その疑問をチェックシートを使って解消しましょう!

以下の質問に正直に答えて、あなたの「意識高い系」度を診断してみてください。

自己診断チェックシート:各質問に「はい」か「いいえ」で答えてください

QUESTION
読んだ本の内容を実践するより、読んだ冊数や読書中の写真をSNSにアップすることが多い
QUESTION
セミナーで学んだ内容よりも、参加したことそのものを周囲に話す機会が多い
QUESTION
新しい自己啓発法や生産性向上テクニックを知ると、すぐに周囲に勧めてしまう
QUESTION
実践や成果を出す前に、「〇〇を始めました」と宣言することがよくある
QUESTION
自分の将来のビジョンや目標を語るとき、具体的な手順より理想の結果を重視する
QUESTION
海外のビジネス事例や英語の専門用語を会話に取り入れることが多い
QUESTION
朝活や時間管理など、自分の生活習慣を他者の模範になるよう意識している
QUESTION
失敗談より成功体験を共有することが圧倒的に多い
QUESTION
SNSのプロフィールには肩書きをいくつも並べている
QUESTION
「普通の会社員」ではなく「特別な何か」を目指している自分に満足感を覚える

【診断結果の見方】

「はい」が0〜3個

意識高い系度「低」:実践重視で堅実な成長志向を持っています。

はい」が4〜7個

意識高い系度「中」:要注意!アピールと実践のバランスを見直しましょう。

「はい」が8〜10個

意識高い系度「高」:典型的な意識高い系の特徴が強く出ています。

この診断結果はあくまで目安ですが、「はい」の数が多いほど「アピールすること」に偏っている可能性が高いと言えます。

「はい」が4個以上あった人は、自分の行動パターンを客観的に見つめ直す良い機会にしてみませんか?

「意識高い系」と「本当に意識が高い人」の決定的な違い5つ

「意識高い系」と批判されることなく成長するにはどうすればいいの?

この章では、「見せかけの意識の高さ」「本物の意識の高さ」を分ける5つの決定的な違いを紹介します!

見せるための努力 vs 結果を出すための努力

「意識高い系の人」「本当に意識が高い人」の最大の違いは、努力の方向性にあります!

意識高い系の人は「努力している姿」を見せることに力を入れ、「本当に意識が高い人」は成果を出すことに全力を注ぎます。

具体的には、

意識高い系の人本当に意識が高い人
朝活の様子をSNSにアップする目標達成のために朝活をする
読書中の自撮り写真を投稿する必要な知識を得るために読書する
セミナーへの参加を投稿するセミナーで学んだことを即実践する

あなたの努力は「見せるため」ですか? それとも「結果を出すため」ですか?

ぜひ振り返ってみてください!

知識の収集 vs 知識の実践と応用

「意識高い系の人」「本当に意識が高い人」には、知識との向き合い方にも大きな違いがあります!

まず、意識高い系の人は「量」に執着する傾向があります。

月に何冊本を読んだか、何個のポッドキャストを聴いたか、いくつのオンライン講座を受講したかといった「インプット量」を重視するのが典型的な例です。

一方で「本当に意識が高い人」は知識の「質」「活用」に焦点を当てます。

一冊の本からでも核心的な学びを抽出し、それを実際のビジネスシーンや日常生活に応用することで、知識を「生きた知恵」へと変換していくのです。

例えば、マーケティングの本を10冊読んで理論だけを語るのは意識高い系。
1冊の本から学んだ手法を実際のプロジェクトに適用して成果を上げるのが、本当に意識が高い人です。

「知っているだけ」「できる」の間には大きな隔たりがあり、その橋渡しをするのが「実践」なのです。

表面的な人脈作り vs 本質的な関係構築

「意識高い系の人」「本当に意識が高い人」には、人間関係の築き方にも決定的な違いがあることをご存知ですか?

意識高い系の人の特徴として、有名人や成功者との「記念撮影」「名刺交換」を人脈として誇示する傾向があります。

SNSには著名なビジネスパーソンとの2ショット写真や、「○○さんとお話しする機会をいただきました!」といった投稿が並ぶのが典型的な例です。

一方、本当に意識が高い人は、深く長期的な関係構築に力を入れます。

彼らは一時的な接点よりも、互いに価値を提供し合える関係を大切にし、SNSでの公開を前提としないコミュニケーションで信頼関係を築いていきます。

「人脈」とは単なる知り合いの数ではなく、困った時に本気で助け合える関係の質を指すものです。

あなたの人脈は「見せるための飾り」になっていませんか?

もし、見せるための人脈になっていると感じた人は、人間関係の築き方を見直すことを強くおすすめします。

他者の評価依存 vs 自己基準の明確さ

つぎは「意識高い系の人」「本当に意識が高い人」の評価の基準について解説します!

まず、意識高い系の人は、他者からの評価や反応に強く依存する傾向があります。

SNSの「いいね」数やコメント、周囲からの称賛や注目が行動の原動力となり、「どう見られているか」という視点が常に意識の中心にあるのです。

対照的に本当に意識が高い人は、自分なりの明確な基準を持っています。

彼らは自分が何を大切にし、どんな価値観で生きたいのか、どのような成功を収めたいのかを自分自身で定義しています。

それに加えて、たとえ周囲から理解されなくても自分の信じる道を進む強さを持っているのです。

例えば、周囲が「今はAIが熱い!」と言えば飛びついて、すぐに飽きてやめる人は意識高い系といってよいでしょう。

一方で、「自分の専門性と将来のビジョンに照らし合わせて、いまAIを学ぶべきか」を冷静に判断できる人は、本当に意識が高い人です。

この「自己基準の明確さ」こそが、流行に左右されない一貫した成長を可能にする重要な要素だと、覚えておきましょう。

トレンドの追従 vs 自分軸での選択

「意識高い系の人」「本当に意識が高い人」には、トレンドとの向き合い方にも決定的な違いがあることをご存知ですか?

意識高い系の人はビジネストレンドや流行の自己啓発法に敏感に反応し、「乗り遅れまい」という焦りから次々と新しいものを取り入れようとします。

「今はNFTが熱い!Web3の時代だ!」と周囲が盛り上がれば、深い理解や自分との相性を考慮せずに飛びつき。「これからはAI!乗り遅れたらヤバい!」と、新しいトレンドを見つけたらすぐに乗り換えます。

対して、本当に意識が高い人はトレンドに流されず、自分の強みや目標との関連性を吟味した上で取り入れるかどうかを判断します。

彼らは「いま話題だから」という理由だけでは動かず、「自分にとって本当に必要か」「自分の強みを活かせるか」という視点で選択を行うのです。

例えば、プログラマーとしてのスキルを磨いている最中に「起業ブーム」が来ても、まずは自分の専門性を高めることを優先します。

その姿勢が「本当の意識の高さ」と言えるでしょう。
そして、この「自分軸での選択」が、成長と独自の強みの形成につながるのです。

まとめ

今回は「意識高い系あるある」と「意識が高い人」との違いについて、以下の内容で詳しく解説しました。

  • 【自己診断用チェックリスト付き】意識高い系あるある20選
  • 「意識高い系」と「本当に意識が高い人」の決定的な違い5つ

明日から早速、本記事の自己診断用チェックリストで自分の状態を確認し、「見せるための努力」ではなく「結果を出すための努力」に集中してみましょう!

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